心がちょっと元気に、軽く、温かくなる、そんなセラピストになりたいと思います。

ヒプノセラピー養成講座の初級コース・上級コースを受けられました受講生の体験談です。

■30代 女性(神奈川)

1) クライアントさんとの関わりの中で何を感じ、何に気付くことができましたか?

実際にセッションを行うのは初級コース以来2回目でしたが、前回よりもリラックスして進めることができました。
私はもちろん、クライアントさんも緊張されていたと思いますが、セッションを始める前に、森川さんやクライアントさんとたくさんお話をする時間があったことで、リラックスできたのではないかと感じました。
セッションを始める前に、クライアントさんとコミュニケーションをとることがとても大切だと思いました。

実際にセッションをしていく中で一番難しかったのは、クライアントさんに寄り添う距離感でした。
クライアントさんと呼吸を合わせ、気持ちを寄り添わせようとすればする程、自分自身に覚えのある感情がシンクロしてしまい、悲しみや辛さと一緒に涙が込み上げてきてしまいました。
共感することと、冷静でいることの両方を求められ、自分をコントロールする難しさを感じました。

いつも森川さんが、おっしゃっていた「冷静な自分を常に頭のすみに作っておくこと」を意識して日々の生活を送ることが必要だと改めて感じました。
未来ワークでは、クライアントさんがとてもたくさんの情報を感じ取り、誘導を私から森川さんにバトンタッチする場面がありました。
私自身は聞き入るばかりでしたが、森川先生はたくさんの質問をしながら、クライアントさんの情報を引き出し、共有していらっしゃいました。

自分の予想や想像以上の情報にも、自分の世界を広げながら誘導していくことが必要だし、またそれも面白さなのだと感じました。セッションを通して、クライアントさんはセラピストの誘導する声だけが頼りだし、セラピストを信頼して話してくれているのだと強く感じました。

クライアントさんを見ていると心の中から愛があふれて温かくなるのを感じました。
当たり前のことですが、クライアントさんと信頼関係を結ぶことや、クライアントさんに愛を送ることがセラピーの基本なのだと実感しました


2) その中で、どんな自分と向き合うことができましたか?

今回行った3つのセッションを通してクライアントさんに贈られたメッセージは「人とのつながりが何よりも価値があり素晴らしいものだから、大切にしていきましょう」というものでした。どのセッションをしていても、このメッセージが出てきて、とても不思議でした。

これはクライアントさんに贈られたメッセージですが、同時にこのメッセージから私自身も大切なメッセージを受け取りました。
それまで「嫌な人とは無理に付き合うことはない。」と考えていた私は、まさに嫌な人たちと縁を切ろうとしているところでした。
そこまではたぶん間違ってはいなかったと思います。でも人間関係がちょっと嫌になっていた私の頭の中では、「好きな人とだけ付き合えば良い。

嫌いになったらすぐに縁を切れば済む」といっただいぶ偏った考えにまでエスカレートしていました。
それが、クライアントさんへのメッセージを聞いて、初めて自分のエゴに気づかされたのです。
人の良いところを探す努力もせずに、人との縁を切ろうとするのは、何て傲慢で寂しい考え方だったのか。
そのままでは誰とだってうまくやっていけるはずがありません。当然セラピストになどなれなかったでしょう。

嫌いになる前に、縁を切る前に、「人を好きになること」「人と信頼関係を結ぶこと」の大切さと素晴らしさを、このセッションを通して教えてもらいました。
縁を切るのは最終手段で、その前にもっとできることがある。
人とどう関係を築いていくのかを私は考え直すことができました。
この経験から、小さなエゴが考え方や人生に大きく影響し、私と言う人間を引きずっていってしまうことを改めて感じました。

でもヒプノセラピーは、・・・・・・エゴから解放された本来の自分自身にアンテナを合わせる手助けをしてくれます。
だからこそ、クライアントさんだけでなく、セラピスト自身も多くを学ぶことができるのだと感じることのできる貴重な経験でした。


3) この講座を受講して感じたこと、わかったことは?

まずは自分自身と逃げることなく向き合う生き方をしていくということでした。
セラピスト自身が自分の抱える問題に気付き、向き合い、解決していくことができなければ、クライアントさんに寄り添い、一緒に考えていくことなどできない。
セラピスト自身も悩み、苦しみ、それを乗り越えた経験があるからこそ、クライアントさんの悩みや苦しみに共感することができ、乗り越えるためのお手伝いができるのだと知りました。


4) これからの自分の人生・生き方にこの体験をどのように役立てていきたいと思いますか?

ヒプノセラピストとしてお仕事をしていきたいと思っています。
これまで自分自身もクライアントとしてセラピーを通してたくさんのことに気付き、素晴らしい経験をさせていだだきました。
今回、養成講座でヒプノセラピーについて学び、セラピストという立場で モニターさんへセラピーをさせていただいた中で、セラピスト自身もセラピーを通して色々なことに気付き、教えられることがたくさんあるのだと実感しました。

この素晴らしい経験を皆さんにしていただきたいし、生きることが楽しくなるようにお手伝いをしていきたいと思います。


5) その他、自分が思ったこと、感じたこと、気付いたこと

今回の上級コースは、前回に引き続き素晴らしい経験の連続でした。
3回の講座ではセラピーの奥深さを感じながら学ぶことができ、実際に自分がクライアントとして体験してみることで心癒される時間を過ごすことができました。
源泉セラピーで母と向き合い、過去世療法では見たことない男になり、未来ワークでは心躍る幸せな未来が待っていました。

仕事の面でしんどい時期でしたが、・・・・月に1度の講座が私のエネルギー源になってくれていたと思います。
そして4回目のモニターさんとのセッションでは、単にセラピーを経験するというだけではなく、私のエゴに気付かせてもらったり、愛に気付かせてもらったりと多くを学ばせていただきました。
セッションを通して私自身が学び、元気になることのできるヒプノセラピーの素晴らしさを改めて実感しました。

周囲にヒプノセラピーの話をしても知らない人がほとんどで、「何それ?」と言われることばかりですが、こんなに素晴らしいセラピーを知らないなんて損している!と思います。
必要な人に必要な時に必要なセラピーを提供できる、心がちょっと元気に、ちょっと軽く、ちょっと温かくなる、そんなセラピーを提供できるセラピストになりたいと思います。

長い時間を私のために割いていただき、セラピーだけでなく生きるヒントをたくさん教えていただいた森川さん、本当にありとうございました。
いつも、「どこのカフェに来たのかしら?」と思うような色とりどりの食事を用意していただいた旦那様、ありがとうございました。